歯周病治療
チェックが多いと歯周病の可能性が‼
もしかして歯周病かも?歯周病セルフチェック!
- 歯磨きすると出血する
- 歯ぐきが腫れている
- 冷たいものがしみる
- 口臭が気になる
- 歯ぐきがジンジンと痛い
- 歯がグラグラする
- 歯間に食べ物がよくはさまる
- 硬い食べ物が食べにくい
- 起床時、口の中がネバネバする
- 鼻呼吸ではなく、口呼吸していることが多い
- 歯並びが悪い
- 歯ぎしりをしている
- タバコを吸っている
- 糖尿病や高血圧の治療を受けている
- 妊娠や更年期でホルモンバランスが崩れている
歯周病って何?
歯の歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。35歳を過ぎると約8割以上の方が歯周病にかかっているといわれています。歯周病には痛みなどの自覚症状がほとんどありません。
そのため、気付いた時にはすでにもう手遅れになってしまっていることが多いというところが最も恐ろしい病気なのです。また、一方では、歯周病が、糖尿病や誤嚥性肺炎、動脈硬化など全身のさまざまな病気と関わっていることも明らかになってきています。
そのため、気付いた時にはすでにもう手遅れになってしまっていることが多いというところが最も恐ろしい病気なのです。また、一方では、歯周病が、糖尿病や誤嚥性肺炎、動脈硬化など全身のさまざまな病気と関わっていることも明らかになってきています。
なぜ、歯周病になるの?
歯周病は様々な要因で起こりますが、一番大きな原因はプラーク(歯垢)です。
プラークはただの食べカスではなく細菌の塊です!そしてプラークが固まったものが歯石です。
プラークはただの食べカスではなく細菌の塊です!そしてプラークが固まったものが歯石です。
歯周病の進行について
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正常な歯ぐきの状態歯ぐきは引き締まり、きれいなピンク色をしています。
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炎症を起こした状態(歯肉炎)歯の周りに歯垢がたまり、歯ぐきに炎症を起こします。浅い歯周ポケット(溝)ができ、歯ぐきが赤く腫れることもあります。
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炎症がさらに悪化(歯周炎)歯周ポケットが深くなり、歯垢や歯石がたまります。歯ぐきから出血したり、膿がでることもあります。歯を支える歯槽骨が溶け始めます。
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歯周病がさらに悪化歯周ポケットには膿がたまり、歯を支える歯槽骨もかなり溶け、歯がぐらつきます。これ以上進行すると歯は支えを失って抜け落ちてしまいます。
歯周病を放っておくとどうなるの?
歯周病を放っておくと、歯周病は骨が溶けてしまう病気で、基本一度溶けた骨はもとには戻りません。歯周病が進行すると炎症が進み、歯根膜は破壊され、歯肉が下がってきてしまい、歯を支えている骨までが溶けてしまいます。その結果、噛むことができなくなり、最終的に歯が抜けてしまうのです。そのため歯周病は、早期発見・早期治療が重要なのです。
それでも、「歯が抜けても、そのまま放っておけばいい」と考えている方はいらっしゃいませんか?いいえ、決してそんなことはありません。
歯周病は、糖尿病・早産・未熟児・心臓病・脳卒中・肺炎など、様々な病気を引き起こす要因ともいわれています。
それでも、「歯が抜けても、そのまま放っておけばいい」と考えている方はいらっしゃいませんか?いいえ、決してそんなことはありません。
歯周病は、糖尿病・早産・未熟児・心臓病・脳卒中・肺炎など、様々な病気を引き起こす要因ともいわれています。
歯周病が招く全身疾患
- 糖尿病
- 慢性的に血糖値が高くなり、全身の免疫力が落ちる病気で、悪化するといろんな合併症を引き起こす可能性もある病気です。
糖尿病による免疫力の低下が、歯周病になりやすくなってしまうケースもあり、実際、歯周病を治療すると糖尿病も改善するというケースもあります。 - 肥満
- 「え?歯周病って肥満と関係するの?」と思った方もいませんか?肥満の方は、脂肪細胞によって全身の炎症が起きているため、歯周病の炎症を悪化させやすく、また歯周病が起こす炎症が肥満を招く一つの要因になるともいわれているのです。また、肥満と糖尿病の方は、歯周病やメタボリックシンドロームにもなりやすいともいわれています。
- 動脈硬化
- 歯周病菌が血管に入ると炎症を起こし、動脈硬化を進行させてしまう危険性があります。動脈硬化は、動脈が弾力性を失って硬くなったり、内腔が狭くなるなどして、血液の流れが悪くなる状態のことを言います。タボリックシンドロームにも関連しているといわれます。
- 早産/低体重児出産
- 低体重児は、体重が2,500グラム未満で生まれる赤ちゃんのことで未熟児ともいわれます。血液中で歯周病菌の毒素や炎症物質の濃度が高まると、子宮筋が収縮し、胎児が十分に未発達状態で出産するリスクが高まります。また、妊婦は女性ホルモンを大量に分泌するために、歯周病になりやすいともいわれています。
- 誤嚥性肺炎
- 高齢者の死亡原因として多いのが肺炎です。口内細菌が唾液に混じり、気道から肺に入ることで肺炎が生じます。高齢者は、口腔機能の衰えにより誤嚥が多く、口内に細菌が多いと誤嚥性肺炎を招きやすくなります。
当院での歯周病治療
歯周病は、長い期間をかけて、気づかぬうちにゆっくりと進行していく病気です。長い期間で悪くなる病気のため、初期の歯周病以外の場合1~2回の処置では治ることはありません。重度の歯周病の方は、治療に半年~1年くらいかかることもあります。途中で諦めてしまわずに、しっかりと治療を受けていただくことが大切です。
- Step1 ポケット検査
- レントゲンを撮り、歯周ポケットの深さを測定し、歯のぐらつきをチェックします。
歯周ポケットの深さが4mm以上となると歯周病です。 - Step2 歯磨きのチェック
- 現段階でどのくらい歯が磨けているかをしっかりとチェックします。担当の歯科衛生士が正しい歯の磨き方をご指導をさせていただきます。
- Step3 スケーリング(SC)
- 歯の表面に付着した歯石、プラーク、その他の沈着物をスケーラーという器具を用いて除去します。
歯石がたくさんついている方は、歯石が硬くなっているので機械にて除去します。 - Step4 再検査
- 表面の歯石取りが終わって、歯ぐきの再検査を行います。
ここで良好な結果が出たら、歯周病治療は終了です。 - Step5 ルートプレーニング(SRP)
- 再検査の結果、歯ぐきの状態が改善しない場合は歯ぐきの中の歯の根っこの部分についた歯石を取ります。
歯ぐきの中に歯石がついている方は、歯周病が進行した場合や長期間歯石除去をされていない場合に付着します。そのために、歯石が固くなっている場合が多く、歯ぐきに麻酔をかけて歯石を除去するケースが多いです。 - Step6 再検査
- 歯ぐきの中の歯の根っこの部分についた 歯石を取りをした後、歯ぐきの再検査を行います。
ここで良好な結果が出たら、歯周病治療は終了です。 - Step7 歯周外科
- 再検査の結果、歯ぐきの状態が改善しない場合は 歯ぐきの中の歯の根っこの部分についた歯石を取ります。
- Step8 再検査
- 歯周外科後、歯ぐきの再検査を行います。ここで良好な結果が出たら、歯周病治療は終了です。
歯周病治療後の注意事項
歯周病の治療後、次のような症状があるかもしれませんが心配ないため、ご安心ください。
歯がしみる
根の部分が露出し、刺激を敏感に感じるようになるかもしれません。ブラッシングで徐々におさまってきますが、我慢できない場合は、当院でしみないための処置を行います。「シュミテクト」や「フッ素入り歯磨き」、「フッ素ジェル」などで磨くのも効果的です。ブラッシングを怠るとまたしみてきて、悪循環となりますので、ブラッシングを怠らないようにしましょう。
歯が長くなったような気がする
歯石を除去し、炎症で腫れていた歯ぐきが引き締まることで、歯が長くなったように感じますが、実際に長くなったのではありません。
治療が終了したからといって終わりではありません。
その後のメンテナンスがとても大切です。
その後のメンテナンスがとても大切です。
定期的に歯科医院にてメンテナンス受けて頂くことが重要です。プラーク(歯垢)は、24時間口の中に停滞していると唾液(つば)の中のカルシムと結合し、石灰化することで『歯石』となってしまいます。『歯石』となった汚れは残念ながら患者様の歯ブラシでは除去する事は難しいため、歯科医院で専用のクリーニングの機器・器具を使用した定期的なプロフェッショナルクリーニングが必要となります。また、一度改善した状態を継続し、歯周病が再発しないためにも、やはりブラッシングが重要です。
歯周病予防、歯周病治療のことなら、当院までご相談ください。
歯周病予防、歯周病治療のことなら、当院までご相談ください。